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26
2025
SUPがバーストして破れたので修理!
公開日:2025 / 08 / 26 17:38 / 最終更新日:2025 / 11 / 08 19:15
この記事は 約9分 で読めます。
最近、夏は毎年のように異常気象と言われていますね…
暑くてかなわないです。
冬は程よく元気だけど、夏は暑すぎて溶けそうになってます…
SUPを漕ぎに行くにしても早朝や涼しい場所に行って涼を感じています。
今年は本当に全国的に最高気温の様々な記録をし続けていますよね。
そんな中、SUPもやっぱり暑さには応えるみたいです。
先日も琵琶湖に行った時にバーストして空気の抜けたSUPが放置されていました…
メーカーさんからも、
「規格外」の「暑さ」なので、今まで通りの「気圧」ですと「トラブルの元」になる事だけ心に留めておいてください。
とアドバイスいただきました。
周りのSUPユーザーで今年の夏は3艇もバーストしたと聞いています。
そのうちの1艇を預かって修理チャレンジをすることにしました。
この記事の目次
バーストしたSUPを修理するのに用意するもの
- ボンド(PANDO)
- 補修用PVCパッチ
- 紙やすり(粗め)
- アセトン
- パーツクリーナー
- ボロ布・雑巾
- 中性洗剤(家庭用・食器用等)
- ローラー
- マスキングテープ
- 重し(木板とクランプでも対応可能)
- ペン・エンピツなど
- ゴム手袋
- アイスの棒
これぐらいの道具とあとは結構な時間と修理するための広い場所が必要です。
補修用パッチとボンドはSUPを買った時の修理キットの中に入っています。
修理キットのボンドは小さい場所の補修には十分な量ですが、大きい修理には足りません。
また、修理する箇所の大きさによっては修理キットのパッチだとサイズが小さいこともあります。
事前に修理する前に確認するようにしてください。
私は今回、修理キットのパッチではなく別で大判のPVC補修用シートを購入しました。
インフレータブルSUPを補修する手順
今回は修理するにあたってかなりインターネットで調べてから作業をしました。
ちょっと古い記事ですが、こちらのブログが1番参考になりました。
あとは、アメブロに掲載されている修理業者のノウハウやブログ記事とかもかなり参考になりました。
他にもYouTubeにもいくつか動画があって参考にさせてもらいつつ、自分なりにやりやすい方法で修理作業を行いました。
① まずは綺麗にする
道具が用意できたらまずはSUPの汚れを拭き取ります。
穴が空いているため、水をかけて丸洗いできないので、中性洗剤をスプレーで吹きかけて雑巾で綺麗に拭きました。
② 穴の大きさを計測
ある程度綺麗になったら、穴の大きさを確認します。
今回は接着剤で貼ってあったノーズ付近の右側辺りが約30cm程剥がれた感じです。
ちょうど、サイドのテープのつなぎ目の辺りになります。
このつなぎ目部分がやっぱり弱いんでしょうね~
もう一人のSUPも同じ場所でバーストしてました。
③ 元からついている接着剤の除去
修理箇所の確認ができたら、アセトンを使って元々貼り付けてあった接着剤を除去します。
アセトンで溶かして、ボロ布で拭き取る感じです。
プリントしてあるデザインや色も一緒に落ちてしまいますが、後からパッチを上に貼るので見えなくなるので気にしないでください。
拭き取った布は他の用途で使えなくなるため、捨てても良い雑巾等を使うようにしたください。
しっかり剥がれた接着剤を綺麗に除去することが大切です。
④ 接着剤を塗って貼る
剥がれた接着剤を除去できたら、新しく接着剤を塗る部分の表面に紙ヤスリで傷を入れます。
ヤスリで傷を入れることで、接着剤がより広い面積にいきわたって食いつきが良くなります。
塗装作業の足付け作業と同じです。
ヤスリで削ったら、パーツクリーナーを使って脱脂してください。
脱脂ができて、パーツクリーナーが乾いたらPVC専用のボンドを塗ります。
PVC専用のボンドは少し他のボンドと使い方が違うので注意が必要です。
- 貼る両方の面に均等に塗り広げる(アイスの棒やゴム手袋をして手でやると楽)
- 5分~10分そのまま乾かす(触って貼り付かない状態まで)
- 貼り合わせる
- ローラーでしっかりと貼り合わせた部分を馴染ませる
- 重しやクランプ等で固定
- 24時間後に硬化
という手順になります。
⑤ 24時間以上そのまま放置
接着剤を塗って、位置を決めたら24時間以上硬化させます。
修理する箇所によって固定の方法は応用してください。
サイドの場合はコンクリートブロックを重しに使えますが、ノーズやテールなどカーブがきつい箇所はクランプ固定の方が良いかと思います。
⑥ 24時間経過後
24時間経過したら重しや固定具をどけて貼り合わされているか確認してください。
問題なさそうなら、Maxの半分ぐらいの気圧をかけてテストします。
⑦ 空気を入れてテスト
ブロックをどけてから2psi程入れて洗剤を使って水洗いして泡立っていないことを確認します。
その後にMAXの半分ほどの気圧をかけてテストします。
このSUPは10~12psiなので、3psi入れて1日放置、4.5psiで1日放置、6psiで3日程放置してテストしました。
この段階で第一段階が終わりです。
作業時間は1時間もかかりませんが、修理を始めてからは6日経っています。
⑧ パッチを貼る準備
6psi程気圧をかけて3日程放置してやっと重い腰が上がりました。
今度は補強用に補修パッチを上から貼ります。
補修パッチは破れている部分より少し大きめにカットするようにしてください。
破れている箇所は3cm x 30cm程でしたが、7cm x 35cmで切り出しました。
そして、剥がれにくいように角を落とすようにしてください。
マスキングテープなんかで角部分に印をしてから切ると綺麗な角丸が作れます。
パッチを切り出したら、マスキングテープでパッチを貼る場所に仮固定してエンピツやペンでマーキングします。
マーキングした周囲にマスキングテープを貼ってヤスリかけの時や接着剤が外にはみ出さないようにマスキングしてください。
マーキングした場所より2~3mm外側にマスキングするようにするのがポイントです。
ギリギリだと、補修シートを貼ってからマスキングテープを剥がせなくなります。
⑨ 補修パッチを貼る
その後は④と同じような工程です。
シートを貼る場所と補修シートを紙やすりで足付けします。
パーツクリーナーで脱脂して、ボンドを塗って5分~10分放置してから貼り合わせます。
⑩ しっかりとなじませる
補修パッチの下には他の生地も重なっています。
ローラーを使ってかなり念入りに馴染ませるようにしてください。
段差の部分はローラーの角を使って線が出てくるぐらい力強く馴染ませるのがポイントです。
特に生地が3~4枚重なっているようなところは念入りにするようにしてください。
⑪ 重しで固定
ここまでできたらもうすぐです。
重しやクランプを使ってパッチが動かないように固定してください。
24時間以上放置してボンドを硬化させます。
私は外で作業をしていたので、夜に雨が降らない日に作業をしました。
⑫ 24時間後
重しを置いてから28時間ぐらい経過したので、重しをどけました。
ローラーをしっかりとかけた甲斐もあって、生地の重なってる部分にもパッチがしっかりと貼られています。
これでここから空気が漏れてくることはないかと思います。
⑬ しっかりと洗ってテスト
パッチも綺麗に貼れたので、しっかりと水と洗剤を使って洗いました。
地面で修理してましたし、コンクリートブロックの破片等も残っていますし、パーツクリーナーの溶剤等も残っています。
しっかりと洗ってから、8psi程まで空気を入れて1週間程放置してました。
特に空気漏れもなく、10psi~11psiまで圧をかけても空気は漏れていません。
ここまでで1週間です。
作業時間自体は1時間程度ですが、乾燥とテストしている時間がかなり必要です。
⑭ テストライド
2025/08/31 追記
テストライドに行ってきました。
10.5psi程空気を入れて1時間程乗ってきました。
特に問題なく使えました。
1人で行ってたので、最初はちょっとどこかから空気漏れてもうたら泳いで帰らないとという不安がありました。
でも漕ぎ始めて20分も経ったら普通に漕げてました。
ただ、このSUPはこの夏で6年目だそうです。
かなりの回数使われていますし、かなりの距離を漕いでます。
接着剤の経年劣化や加水分解もあるので、またどこかのタイミングで他の箇所から漏れる可能性は否めません。
そのため、仲間と一緒に漕いだり、1人で漕ぐ時は遠くまで漕がない。
など、経年劣化とバーストした過去を気にしながら付き合っていく必要があります。
万が一、漕いでいる途中に再びバーストするかも知れない運用で使うようにしてもらいます。




















